_ 人を選ぶ技術|優秀な人材の見抜き方と育て方

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「優秀な人を採用したい」「信頼できる仲間が欲しい」

これは経営者やマネージャーにとって永遠のテーマです。しかし、優秀な人ほど一見平凡に見えるもの。見た目や会話だけでは判断できないことが多く、凡人は自分とタイプが違う才能に気づけず、むしろ外に追いやる傾向があります。

人を選ぶという行為は、自分が幸せになるための戦略でもあります。その人の“リスク”をあらかじめ予測し、最適な選択をすることが重要です。

私自身の体験とお知り合いの外資コンサル出身の社長さんからのアドバイス含め、発信させていただきます。


4つのポテンシャルを見極める視点


優秀な人材を見抜く際に私が重視しているのが、以下の4つのポテンシャルです。

好奇心

なんでも知りたいという探究心。会話の中で本質を知ろうとする姿勢が見えるか。

洞察力

情報を集め、つなげ、抽象的に理解する力。思考の深さはこの力でわかります。

共鳴力

共感力だけでなく、人や考えに心から響くかどうか。人間的な魅力の核心です。

胆力

困難を乗り越える力。プレッシャー下でも動ける人かどうかは、過去の経験に表れます。

この4つに加え、“ソースオブエナジー(原動力)”がどこにあるかを探ります。

使命感か、劣等感か。その源泉こそが、長期的な活躍を左右します。

見極めのコツ:雑談・直感・深掘り

 

面接では、あえてカフェや静かな音楽が流れる場所など、心地よい環境を選びます。

リラックスした空気の中で、人は本来の自分を出しやすくなるからです。

面接の中で使える質問例:

• 「どうやってやったの?」(プロセスを知る)

• 「なにをしたの?」(行動の深さを知る)

• 「その時、反対する人はいた?」(対人感覚や胆力を見る)

重要なポジションであれば、一度飲みに行くこともおすすめです。雑談や酔ったときの反応には、その人の“地下”が見えるものです。

そして何より大事なのは、自分の直感。ちょっとした“ざわざわ”に注意を向けることが、違和感を見逃さないコツです。

優秀な人ほど“意外な場所”にいる

本当に優秀な人は、いかにも優秀そうな顔をしていません。

目立たず、控えめで、平凡な印象さえ与えることがあります。だからこそ、採用の場では“外見”や“印象”ではなく、“行動とエピソード”で判断する必要があります。

私は、抽象的な質問を投げて、どんな考えを返してくるかを観察します。

「マネジメントで大事にしていることは?」「営業や採用で意識していることは?」

こういった質問で、“何を大事にしているか”が透けて見えます。

また、ナルシスト傾向やマウント体質、態度の変化などは飲み会や日常の中で自然と表れてきます。

採用とは「仕事の成果=考え方×熱意×能力」


人材の本質は、

考え方 × 熱意 × 能力

で決まります。

特に、考え方と熱意は後から育てるのが難しい部分。だからこそ、ファクトベースで過去の行動やエピソードを聞き出すことが重要です。

「あなたが仕事や人生で誇りに思う行動は?」

この問いで返ってくる答えに、その人の本質が現れます。

まとめ:人を選ぶとは、自分を知ることでもある


人を選ぶ力は、経営者やリーダーにとって最大の武器です。

でもそれは、相手を見る力以上に、自分自身の価値観や感覚を信じられるかどうかにかかっています。

採用の場でバリアを張るのではなく、自分も少し崩し、素を見せ、相手を引き出す。

そうした“フランクで誠実な関係性”こそが、本当の才能を引き出す鍵になるのです。

ぜひあなた自身の直感と、観察力を信じて、未来の仲間を見つけてください。

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