「このまま日本で働き続けていて、自分の人生は本当に良い方向に進むのだろうか?」
20代の初め、私自身がそう感じたのが、すべての始まりでした。
私はもともと、10年間野球に打ち込み、学業は正直あまり得意ではありませんでした。中学時代の成績は、常にクラスで下から数えた方が早い方でした。
しかし、オーストラリアでの留学を通じて価値観が変わり、「行動して、自分に投資すること」で、人生を大きく動かすことができました。
現在はフィリピンとアメリカでフランチャイズ展開を行い、現地での教育・飲食・イベントビジネスを軸に活動させていただいております。ここに至るまでの道のりは決して順風満帆ではありませんでしたが、だからこそお伝えしたいことがあります。
今回は、私自身の経験をもとに、
「英語×海外転職で人生を変えたい方が、最初に知っておくべき5つの事実」についてお話しさせていただきます。
事実①:英語が話せるだけでは、仕事は得られない
私がオーストラリアで通っていたのは、**TAFE(社会人向けのビジネススクール)**でした。
マーケティングや経済を学びながら、さまざまな国から集まった仲間と対話する中で、今までの自分の常識が一気に崩れ去ったのを覚えています。
周囲から受けた刺激をきっかけに、23歳で起業する決意をいたしました。
その後、起業初年度の半年間で売上2,300万円を達成し、別のFP関連の事業では年間150人以上のお客様を担当し、不動産販売で1,200万円の実績を積ませていただきました。
このように申しますと、「もともと地頭が良かったのでは?」とお声をいただくこともありますが、決してそうではありません。むしろ、英語も完璧ではありませんでしたし、ビジネス経験も浅かったのです。
それでも結果を出せたのは、「英語ができること」ではなく、**「英語を使って、どんな価値を提供できるか」**を徹底的に考え、行動したからだと確信しております。
事実②:海外に行けば収入が上がる、とは限らない
海外転職や移住というと、「給料が高い」「贅沢な暮らしができる」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
実際のところ、たとえばフィリピンでの生活では、収入は日本よりも下がるケースが一般的です。
ただし、その分、生活費や固定費が抑えられ、時間や精神的な余裕は大きくなるという事実もあります。
私自身、東京で忙しく働いていた頃よりも、今のフィリピンでの暮らしの方が、
自分の時間を大切にでき、心にゆとりを持って過ごせていると実感しています。
事実③:フィリピン・東南アジアには、まだまだ大きな可能性がある
現在、私はフィリピンでレストランの2号店を建設中であり、アメリカでもフランチャイズ展開の準備を進めております(ありがたいことに、スポンサー様との契約も完了しています)。
特にフィリピンでは、日本のアニメや特撮文化を活かしたイベントやレストランが非常に好評で、日本と海外をつなぐ“文化の橋渡し”のようなビジネスが、現地で強く求められていると感じています。
こうした発想やチャンスは、実際に現地で生活し、人と出会い、対話する中で生まれてきたものです。
行動する人にこそ、チャンスは自然と見えてきます。
事実④:日本人ネットワークがあるからこそ、安心して挑戦できる
海外で挑戦するとなると、「孤独ではないか」「現地の情報が得られないのでは」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
私自身も最初はそのような不安がありましたが、いざ現地に行ってみると、日本人同士のネットワークやサポート体制が驚くほどしっかりしていたことに安心しました。
現在では、自分が新たに挑戦する方を支援する側にも回らせていただき、
「自分一人でやる」ではなく、「助け合いながら進む」ことの大切さを日々感じています。
事実⑤:「準備」よりも「行動」が未来を動かす
オーストラリアの恩師に言われた忘れられない言葉があります。
「20代・30代は、自分にお金と時間を惜しまず使える貴重な時期だ。迷わず、自分に集中投資しなさい。」
この言葉を胸に、私は250万円の留学費用をかけ、毎日4時間、読書・英語・ニュース分析・言語化に取り組んできました。
それが、今の自分の人生を支える土台になっています。
もちろん、最初からうまくいったわけではありませんし、決して特別な才能があったわけでもありません。
私がこうして活動できているのは、「一歩を踏み出した」からにほかなりません。
最後に:人生を動かすのは「きっかけ」ではなく、「行動」です
もし今、英語を学んでいたり、海外で働くことに興味を持っていたり、
「自分の人生をもっと自由に生きたい」と思っていらっしゃる方がいるなら…
私は声を大にして伝えたいです。
「あなたにも必ずできる」と。
なぜなら、野球しか知らなかった私でもできたからです。
人生は、小さな一歩で本当に変わります。
そして、その一歩を踏み出すタイミングは、「今」かもしれません。